愛にまつわるもの

愛に生きるという自分への備忘録。

【映画】『チョコレートドーナツ』・・・冷酷な人間がいるという事実

この事実って最近かなり実感します。

折り合いのつけ方教えてください。

 

 

今日ご紹介するのは

『チョコレートドーナツ』

という映画です。

 

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レンタルショップで目にしたことがあるでしょうか?

劇場で大ヒット!というよりも口コミで徐々に人気に火がついた

という感じですかね。

 

僕もたまたまTSUTAYAで見かけて借りて観ました。

なんか良作コーナーみたいなところで。

 

結果、大当たり。前情報なしでアタリ引くって本当気持ちいいね。

 

 

 

あらすじはこんな感じ

1970年代アメリカの実話を基に、母親に見捨てられたダウン症の少年と一緒に暮らすため、司法や周囲の偏見と闘うゲイカップルの姿を描いた人間ドラマ。ゲイであるがゆえに法の壁に阻まれる苦悩を、テレビドラマ「グッド・ワイフ」シリーズなどアラン・カミングと、『LOOPER/ルーパー』などのギャレット・ディラハントが熱演する。メガホンを取るのは、『17歳のカルテ』などのトラヴィス・ファイン。血のつながりはなくとも、少年を守るため奔走する主人公たちの無償の愛が胸を打つ。

シネマトゥデイより

 

軽く「めっちゃよかった!!!最高!!」

とは言えない作品ですが、ぜひ観てほしい。

 

 

実話を元に作られているという本作

どこからどこまでを実話にしているかは定かではないんですが

まあ、あんまり笑える映画ではないですね。

 

当時のアメリカにおける同性愛者やダウン症の受け入れられ方というのは

とてもリアルだと感じます。

アメリカに限らず、理解がない、理解しようとしない

ということの縮図を見た気がします。

 

 

途中

映画だとわかっていても、ここまで腹が立つシーンがあるのか

というシーンがちらほら。

 

優しい人だけでできている世界ではない

と痛感します。

 

でも皆それぞれの正義の元生きているわけで。

 

やるせない、非常にやるせない

 

 

では

オススメというか心に残ったシーンを紹介します!

 

①「I Shall Be Released」独唱シーン

②最後の手紙を送るシーン

 

 

①「I Shall Be Released」独唱シーン

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後半ですね。このシーンは。

英語自体はわからないですけど

鬼気迫るものを伝える表現力というものに感動しました。

いいものはいい。

 

②最後の手紙を送るシーン

こっちも最後の方なんですけど

カタルシスをほんの少し味わいました。

手紙を受け取った人たちはその後どうなるのか

というのを見たいというか、どう感じているのかを見たい

っていうところが良くも悪くも余韻として残ります。

 

こうこっちがもっとそのシーン掘り下げてー!

その後を見せてー!!

ってコト映画とか小説でもよくあると思うんですけど

昔はなんかスッキリしつつもモヤモヤしてました。

でも最近、描きすぎないほうが余韻として残るし

いいのかなあ、と思えるようになりました。

 

 

 

 

以上となりますが

様々なシーンで色々な感情が沸き起こる映画です。

正直観ていて”楽しい”映画ではありません

 

心を揺さぶられるし、ドクドクします。

 

 

今のこの自由な世の中においては

性別を超えた愛があるっていう事実は認められていて。

反面、認められない愛ってこんなにも残酷なんだなと痛感します。

 

個人的には本人たちだけがその愛を分かり合えていればいい

っていうスタンスだったけど。

この映画のように”異端”であることの影響が第三者に及ぶ

ってこともあるみたいです。残念だけど。

 

 

全員が分かり合うのは今は無理だから。

 

 

皆さんも分かり合える人と

素晴らしい人生を送りましょう。

 

分かり合えない人と過ごす時間は

人生において無駄です。

 

 

 

 

そんなこんなで。

「チョコレートドーナツ」

ヒューマンドラマ系の映画が好きな人にはオススメします。

 

過激な表現な苦手方にはちょっとハードル高いかもしれません!

でも苦手な人もこれを第一歩にしてくれたら嬉しいなあ。

 

と思いつつ

とりとめないけど

おわり

 

 

ps 邦題秀逸ですねえ