愛にまつわるもの

愛に生きるという自分への備忘録。

【映画】『ジ、エクストリーム、スキヤキ』・・・青春時代との決別

「ピンポン」の名コンビがゆるりと復活!

 

 

こんばんは

今日は映画ご紹介します!

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ジ、エクストリーム、スキヤキ

 

ゆるり系でございます

最近こういう邦画の波が久々にきてるなあ

疲れてるのかなあ笑

 

市川実日子さんが最近絶妙ですねえ

横顔超綺麗なんだよなあ

 

 

あらすじはこんな感じです

洞口(井浦新)は大学を卒業して以来、15年もの月日がむなしく流れたことを悟り自殺しようとするが失敗。彼は、死ぬことすらかなわないのかと悩むものの、自身の絶頂期だった学生時代の親友大川(窪塚洋介)の家を訪ねる。15年前のある出来事を機に二人は絶縁状態にあったものの、久しぶりの再会とは思えないほどスムーズに会話が弾み……。

解説・あらすじ - ジ、エクストリーム、スキヤキ - 作品 - Yahoo!映画

 

ピンポンコンビに監督が横道世之介の監督となると期待は高まります

 

まあ人は選ぶでしょうけど僕は飽きずに楽しく観れました

 

 

 

この映画、

 

青春を抜け出せていない人に向けた映画だと思いました。

 

というのも途中にそんな会話をするシーンがあります。

 

みんなで旅館泊まることになって酒を飲みながら学生時代の話になるのですが、実は洞口さん(井浦)の学生時代の元カノである京子(市川)がね

「私にとってあの頃はもうとっくに昔の出来事で、デボン紀みたいなもんなのよ」

「今はもう現代よ」

 

みたいなことを言います。

 

すると、洞口さんがね

「僕の人生はまだデボン紀のままだよ」

 

と言うんですね

 

つまりまだ引きずっていたんですね。

学生時代を。京子を。

大人になってからの生活がパッとしなかったのでしょうか・・・

 

そのまま洞口は

「大川(窪塚)もデボン紀のままだよ」

と言うのですが、大川はそれを否定します。もうとっくに終わっている、と。

 

このシーン、なんか、洞口がかわいそうになります

みんなに変わらないでいてほしい、あの頃の思い出を大切にしてほしい、そう思っているのに、二人ともその当時はもう昔のこととして昇華できてる。

昔に取り残されているのは自分だけだと痛感してしまうんですね。

切ないです。

 

でもなんか気持ちわかります。

みんなが先に進んでいる中、どこか青春時代から抜け出せずにいる。

もどかしいようななんと言うか・・・ね。

 

まあ洞口さん40歳ぐらいらしいしいつまでデボン紀引きずってんだとは思うけども笑

 

僕まだ20代だし。分からせてください笑

 

そのあとね、京子と隣同士で寝るんだけど、洞口が寝ている京子の手を握ります

「あ、やっぱまだ好きなんだ」

と思ったのもつかの間。

京子が気づいて目を覚ますんだけどね、一瞬握り合ってすぐに離して寝てしまうんです

 

 

別に洞口はあわよくばとかそう言うのは考えていなかったと思います。

僕の愛はまだ残っているよ、と伝えたかったんでしょうけど。

伝わらなかったんでしょうね。いや、伝わったけど応えてくれなかったんですね。

 

 

 

なんか何が言いたいかよく分からなくなってきましたが。笑

 

 

 

僕も前の相手にはもう次の相手がいるってわかっているのに、脳内では思い出して懐かしんでしまう時が、いっぱいあります。

そんな時洞口みたいな感情になります。

俺だけなのか・・・ってね。

 

どうやって昇華するのか。

どうやっても抜けきれない自分、踏ん切りのつかない自分を。

 

この映画では冒頭のシーンだから言いますけど、洞口が自殺を試みるんですよ。

きっともう、うまくいかない現状、輝かしい過去、そこから抜け出せない自分に八方塞がりになって、自殺しようとするんですね。

死んじゃえば全てから解放されるから、分からなくもないが。

だとしたら切ないね。

 

 

過去は大事、もちろん大事なんだけど。

無理してでも自分を、人生をアップデートしていかないといけない時もあるんでしょうね、と最近実感としてもあります。

仕事にしても交友関係にしても、それこそ恋愛にしても。

黙ってちゃなんも好転しないし、この歳になると友達も増えないし、どんどん洞口になっていきそうで。。。

 

 

煮詰まりそうになったら仏像買ってスキヤキ食えばなんとかなるかな、人生なんて。

 

 

 

 

とまあ、こんなゆる映画で色々考えさせられて、監督とか主演とかダテじゃねえな、と思う僕でした。

 

 

おわり

 

 

ps 脱・青春宣言