【小説(映画)】『イニシエーション・ラブ』・・・あなたのその恋愛はなに?
こんにちは。
今日は小説を紹介したいと思います。
小説は初ですね!
書きたい部分は1箇所だけだからそんなに長くならないと思います!
ちなみに映画にもそのシーンはあった気がします。
ネタバレ厳禁の作品だけどこの記事はネタバレないと思いますよん
あらすじはこんな感じ!
バブル真っただ中の、1980年代後半の静岡。友人から合コンに誘われ、乗り気ではなかったが参加することにした大学生の鈴木(松田翔太)は、そこで歯科助手として働くマユ(前田敦子)と出会う。華やかな彼女にふさわしい男になろうと、髪型や服装に気を使って鈴木は自分を磨く。二人で過ごす毎日を送ってきた鈴木だったが、就職して東京本社への転勤が決まってしまう。週末に東京と静岡を往復する遠距離恋愛を続けるが、同じ職場の美弥子(木村文乃)と出会い、心がぐらつくようになる。
(Yahoo!映画より)
話逸れますが
個人的に、ラスト2行で!とかラスト5分で!
とかの広告は大嫌いです。
先入観入るのが嫌いなので
裏のあらすじも読まないことが多いですね。
まあそんな感じの小説です。
映画化もしてますね。
あっちゃんと松田翔太で。
小説読める人は読んでからみた方が面白いと思います。
今日おすすめ(?)したいのは
小説の中の一部分です。
内容とは関係ないのでご安心を。
それがこの部分。
誰と誰が話してるとかは関係ないので書きませんね。
「お前にとって俺はイニシエーションだったんだって言われた。イニシエーションって、言葉の意味、わかる?」
「イニシエーション、、通過儀礼ってこと?」
「そう。子供から大人になるための儀式。私たちの恋愛なんてそんなもんだよって、彼は別れ際に私にそう言ったの。初めて恋愛を経験したときには誰でも、この愛は絶対だって思い込む。絶対って言葉を使っちゃう。でも人間には ── この世の中には、絶対なんてことはないんだよって、いつかわかるときがくる。それがわかるようになって初めて大人になるっていうのかな。それをわからせてくれる恋愛のことを、彼はイニシエーションって言葉で表現したの。」
□イニシエーションの意味
ある集団や社会で、正式な成員として承認されること。また、その手続きや儀式。成人式・入社式はその一形態。
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なんかこの作品、展開もまあいいんだけど
この部分が凄く心に残っていてですね。
フォーカスを当てたいなと思いました。
直訳するとまあ確かにそういう意味になるんだけど
僕にはああ、今思えばあれがそうだなっていうイニシエーション・ラブがあります。
本文通りなんだけど、絶対って思ってたしその言葉も使っていたけど
彼女が僕を大人にしてくれたのかな、と思い当たる節がたくさんあります。
女の人と付き合うということを初めてちゃんと考えた気がするし
ほんとに彼女のことしか考えてなかった。
今思えばそれがよかったのか、悪かったのか。
いいことも悪いこともたくさん経験させてくれたあの人は今何をしているのかな。
あの人にとってのイニシエーション・ラブの相手が僕であればいいな。
なんて(笑)
ありがとう!!!あの人に届け!
あなたにとってのイニシエーション・ラブは誰との恋愛ですか?
たまには昔のこと思い出してみてください。
過去っていうのは
過去の事実に対する現在の捉え方次第だから
捉え方によっては美しくもなるし、苦しくもなる。
別れた当時は苦しい思い出でも今では美しく思い出せるかもしれませんよ。
みたいなことを小説『マチネのおわりに』で書いてました(笑)
『マチネのおわりに』は今度書くかなあ
めっちゃよかったんだよなあ
(↓書いた)
そんな感じで!
広告の薄っぺらさとは裏腹に
案外イニシエーションという言葉に
深さを感じる作品です。
この小説面白いですよ。
短めで読みやすいし
やっぱりドンデン返しはドンデン返しだから
あっ、えっ?ってなるからおすすめです。
おわり
ps 色々書いたけどなにが通過儀礼だ!最中はそんなこと考えねーよ!!
今幸せな人は通過儀礼にしない努力を!!!