愛にまつわるもの

愛に生きるという自分への備忘録。

【漫画】『星屑ニーナ』・・・いつどの時代でもキミが好き

 

 

こんばんは。

今日は漫画を紹介します。

(こんなに好きな作品から紹介していって大丈夫だろうか・・・ネタ的に・・・)

(というか誰か見てんのかこれ・・・)

 

今日は星屑ニーナという漫画です。

 

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この作品は福島聡さんの作品で、全4巻であります。

表紙はとってもポップ!内容はとってもラブリー!

 

 

 

あらすじはこんな感じ

ゴミ捨て場に投棄されて、過去の記録(メモリー)が消滅してしまったロボットの星屑(ほしくず)。彼を拾った美少女ニーナはロボットの主人とならず、先生として、星屑を成長させることにした。

wikipediaより)

 

家庭用ロボットが普及した時代に、ロボットである「星屑」とその名付け親の「ニーナ」さんがこのお話の主人公です。

プログラムによって動く無機質な星屑が定義する「愛」とはなんなのか。

生身の人間のニーナさんが定義する「愛」とはなんなのか。

時空を超えたぶっ飛びラブストーリーです。

 

ロボットの作品は色々あると思いますが

今改めて思うとこの作品と少し似ているな、ってのがありました。

 

アンドロイドは電気羊の夢を見るか

アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))

です。言わずと知れたSFの超名作です。

これもアンドロイド(ロボット)が主役ですね。

「共感」できるのが人間で、できないのがロボットだとしたら

今無感情でロボットである僕を殺すあなたは人間なのですか?

プログラムとはいえ生き物へ共感を持つ私の方が「人間」じゃないですか?

みたいな人間性とは、を問う感じ(だった気がする笑)です。

ブレードランナー」という映画で映画化されて

ライアンゴズリング主演でリメイク版も近いうちに公開されますよ。

興味ある方は是非に。

ブレードランナー ファイナル・カット(字幕版)

 

 

 

星屑ニーナに戻ります。

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そう、で、その星屑っていうのが

電池がある限り不死身なんですね。

つまり電池を与えてくれる人がご主人様になるわけです。

その長ーーーい人生の中で何人かご主人様を変えて

人生とは人間とは愛とはっていうのを描いてく感じなんです。

 

4巻でスッキリ終わるしニーナちゃん可愛いしで

読み始めたら一気に読めちゃうと思います。

 

今日はその中から好きなシーンをいくつか!

興味を持っていただけると幸いです。

 

①星屑がニーナさんにプレゼントをするシーン

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星屑がニーナに汚いけど珍しい石を拾ってプレゼントします。

それをニーナさんが「キラキラしてる」と言って

とっても喜ぶシーンがあるんですけど。

このシーンが僕は好きです。

 

そもそも星屑っていうのは基本辞書ベースで知識がインプットされてるから

教科書通りのことしかしか知らないんですね。

 

そいでこれキモになる部分なんですけど

星屑は記憶(メモリー)を電池が続く限り映像として保存しておけます。

 

例えばこんなシーンがあります。

ニーナは彼氏が屋台で買ってくれたオモチャの指輪を大事に大事にするんです。

でも星屑は本物ではないその指輪が自分のデータベースの指輪とは違うので

なんで本物ではないその指輪を大事にするんですか?と聞きます。

するとニーナは「キラキラしてるからじゃない」とだけ答えるんです。

 

っていうメモリーをしばらく経ってその彼氏に見せるんです。

「本物じゃないっていうのはわかるけど、こっちの方がキラキラしてるじゃない」

という当時のニーナを見て彼氏は星屑に

「ばかやろう、本物の方がいいに決まってるじゃねえか」

と言います。そんで星屑にその石ころをニーナにプレゼントしてみろ、となるんです。

 

ニーナはやっぱりその石ころのプレゼントを喜んで

「なんの石かわからないけど、とってもとっても嬉しい」

と言うんですね。

そこでやっと星屑は

本物や偽物とかじゃなく、あなたからプレゼントされればそれはキラキラしてるのよ

というメモリーを蓄積していくのです・・・。

 

そういう人間的な曖昧さを星屑は辞書ではなく記憶(メモリー)で覚えておくことができるので、そうやってご主人様の記憶を元に「ロボット性」が蓄積されていくんですねー。

 

確かに好きな人からプレゼントされたものってなんでも嬉しいですよね。

 

(しまった・・・長い、くどい・・・!)

 

キリがないので次でラストにします笑

一番好きなシーンです。

ラストもいいけどラストじゃないです。

 

②星屑の愛の定義とは

ブログの趣旨に沿ってますね。よかった。

 

読むとわかるんですが、星屑はニーナさんだけではなく

何人ものご主人と生活をし莫大なメモリーを体内に蓄積していきます。

その中でも、この世界のことを教えてくれた「先生」であるニーナさんとの

モリーには特別な思い入れがあります。

思い入れというとロボットなので語弊がありますけど

星屑の行動基準はニーナさんとの記憶によってできている節があります。

 

そんな星屑ですが、

後半で星屑は最初に出会った時からご主人も変えながら

随分長い時間を経て違う世界でニーナさんと再会します。

(違う世界っていう部分の細かい説明はここでは省きます。)

そこでニーナさんとお話をします。

そこでの星屑の言葉にグッとくる!

 

ニーナ「ロボットが好きだなんて、どういうことかわかってんの?好きって何?!」

と詰め寄ります。それに対し星屑は

「ボクにとって好きというのは、そのヒトのことを毎日考えることです」

「ボクはニーナさんのことを3万7千6百27日間考えてきました」

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泣きかけました。泣いてはいない。

ロボットである星屑は好きっていうこととは、愛とはを

「そのヒトのことを毎日考えること」とプログラムしました。

 

とっても純粋な答えです。

外見だったり内面だったり仕事っぷりだったり女っぷりだったり

魅力や好きになるポイントはいっぱいありますけど

イッチバン大事な部分は忘れちゃいけないですね。

 

「そのヒトのことを毎日考えること」

「そのヒトのことを毎日考えること」

「そのヒトのことを毎日考えること」

 

ここが1番オススメしたいシーンです。

 

 

という感じで、とにかくいろんな話が盛りだくさんでまず飽きないです多分。

読み終わったらああいい漫画読んだなあ、となること必至です多分。

 

 

星屑よ永遠なれ!

 

 

おわり

 

ps 4巻の高校生の恋愛のお話も素敵です

 

 

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