【漫画】『喰う寝るふたり住むふたり』・・・温度感の大事さ

こんばんは

今日は漫画『喰う寝るふたり住むふたり』についてレビューします！

こちらの漫画、日暮キノコさんという方が描かれています！

全５巻で完結していますので読みやすいですよ！

あらすじはこんな感じ！

町田りつ子と野々山修一（のんちゃん）は交際10年、同棲8年目のアラサー・カップル。互いの事を知り尽くした仲とは言え、それでも擦れ違ってしまう2人。物語は、そんな2人に起こる些細な日常の擦れ違いを男女両方の視点からコミカルに描く。

（wikipediaより）

文学的な愛の香りはないんですけど

日常を切り取っていてほのぼのとなる漫画です。

で、面白いのが一つのストーリーを彼氏サイド彼女サイド

それぞれの視点から見た景色を一話ごと描いています。

いかに男が思っていることがすれ違っているか

いかに女が思っていることがすれ違っているか

勉強になることがいっぱいあります。

それではオススメのシーンをふたつ紹介します！（シーンというかお話？）

ネタバレにならないように気をつけますけどごめんなさい！

①旅行先でのスレ違い

なんか身に覚えがありすぎて「ああああ」ってなる話です。

ふたりで旅行に行くお話です。

彼氏が予約とかプロデュースをしてくれるんですけど

あいにくにも宿が思っていたものと違っていたり天気が悪かったりと

何かとツイていない展開が続いてしまいます。

んで、ついに喧嘩みたいになっちゃいます。

そんな状況を彼氏目線彼女目線で描いています。

細かくは書きませんが！

彼氏目線

・せっかくプロデュースしたのに思っていたのと違って焦る

・何かとうまくいかなくて焦る

・リツコが不機嫌になって焦る

そう、だいたい焦ってます。

彼女が不機嫌になるって凄く焦りますよね。

要らん気回して悪循環になる。まさにのんちゃんはそんな感じです。

んで、俺は良かれと思ってやっただけなのにどうしてこうなるんだ

と思っちゃう。そしてふて寝。あるある。

彼女目線

・実は色々下調べしてきたけど彼氏が張り切ってるから何も言わず少し悶々としてる

・彼の開き直る態度にイラっとしてしまう

・日頃の文句をぶつけてしまう

怒ってますねー！！！

なんで怒っちゃうんでしょうね。

もう彼女が不機嫌な時って気が気じゃない笑

喧嘩になる感じとかが凄くリアルで

彼氏側の気持ちも痛いほどわかるから

読んでて面白いのと「あああああ」ってなるのとがあります。

それでも、いいなあと思ったシーンが

リツコが最後の方でリツコの笑顔を見て安心したのんちゃんを見て

「安心しているのがわかった」

って思うシーンがあるんですけど、そこがよかですね。

男ってやっぱわかりやすいんだろうし

その、張り詰めていたものが彼女の笑顔を見て

ホッとする瞬間を彼女に見られていてるっていう

なんか全部バレてる感が、一枚上手というか。

こんな関係性に憧れます。

②ふたりで居酒屋に行くお話

ふたりで滅多に行かない居酒屋に行きます。

そもそも僕が彼女と居酒屋行くのが凄い好きだから

いいなあと思ったお話です。

お話自体は特にトラブルがあるわけでもないのであれなんですけど

「たまにはタクシー乗ってふたりで飲みに行こうよっ！」

って彼女が誘ってくれるんです。超ポイント高い。

そんで男が日本酒飲んじゃったりして

普段日本酒飲まない彼女に日本酒進勧めちゃったりして

そりゃ酔っ払ってですね、つい

「幸せだなあ」

ってぽろっと口から出ちゃうんですね

それが本当に幸せそうは雰囲気で言うもんだから

読んでるこっちも羨ましい、俺も幸せになりたい。

ってなっちゃうわけですよ。

なんかこう、何か特別なことをしている時に

幸せだなあって思うわけじゃなくて

ふとした時に感じる幸せって凄く「素」の幸せな気がします。

僕はふたりで夕ご飯の買い物をしている時が幸せだったりします。

ここが僕の好きなシーンでした。

全編通して共感できる部分が僕には多かったので

ずっと楽しく読めました。

男が何考えてるかわからない

女が何考えてるかわからない

と思っている方、オススメします。

あと同棲している人も面白いと思います。

決して映画みたいに激しい愛ではないけれど

日常の中で長い間紡いできた強い愛がこの漫画にはあります。

おわり

ps 学生時代からの付き合いってやっっっぱりいいよね。

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