【映画】『マンチェスター・バイ・ザ・シー』・・・深すぎる傷跡は死ぬまで癒えない
記憶と同じでその記憶と生きていくしかないのです。
こんにちは
今回は映画をご紹介します。
です。
ララランドを差し置いてアカデミー賞を獲得したことでも話題になりました。
さて、その実力やいかに。
先に言っちゃうとね。
凄く良質な映画でした。
切ないという点においてはララランドと似てはいますが、雰囲気は逆ですね。
アカデミー賞取ったのも、なるほど確かに頷けます。
あとこのジャケ写?というか2人で喋っているシーンがこの映画の頂点です。
泣きました。
映画館で見たんですけど、周りにもこのシーンで嗚咽を漏らす方がいっぱいいました。
演技うますぎかよ、というか切なすぎかよ!
という感じですね。
このシーンを見るためだけでも見て欲しいです。
とにかくあらすじはこんな感じ。
ボストン郊外で便利屋をしている孤独な男リー(ケイシー・アフレック)は、兄ジョー(カイル・チャンドラー)の急死をきっかけに故郷マンチェスター・バイ・ザ・シーに戻ってくる。兄の死を悲しむ暇もなく、遺言で16歳になるおいのパトリック(ルーカス・ヘッジズ)の後見人を引き受けた彼は、おいの面倒を見るため故郷の町に留まるうちに、自身が心を閉ざすことになった過去の悲劇と向き合うことになり……。
Yahoo!映画より
物語の途中まで、ストーリーの肝である部分は伏せたまま展開していきます。
ここでも書きませんが。
その部分が先述の泣きのシーンに繋がるわけです。
そのシーンでのみケイシー・アフレック演じるリーは感情を爆発させてしまいます。
そこがえも言えぬシーンでして・・・
・・・
なんか良すぎて上手く書けませんな。
「超映画批評」のこの映画の解説が凄く良かったからそっち読んだ方がいいかも(笑)
この映画で思う、というか伝えたいことって
「人生って傷は残るし、記憶もなくならない、そして愛も。」
だから無理すんな、ってことなんじゃないかな。
どんなに忘れていたって、ふとした瞬間に目の前にその景色が浮かんでしまうことってありますよね。思い出したくないことでも。
残念ながら脳みそは記憶を保存しちゃっているから、嫌が応にも記憶と生きていくことになるんですよね。当たり前なんだけど。
どんなに辛いことでも思い出すときは思い出すし。
どんなに幸せだったことも忘れてしまうし。
ある人を愛していた過去があったとして
月日が経ってしまっても
呼び起こされるその人のことはやっぱり愛しているんですよ。
愛する人と一緒にいれないっていうのはやっぱり辛いですよ。
一緒に居られなくても脳みそ的には一生愛しているんですから
やっぱり愛で世界はまわっています(なんの話笑)
ああ、もう一回みたい。
おわり