愛にまつわるもの

愛に生きるという自分への備忘録。

【映画】『そこのみにて光り輝く』・・・絶望の中の愛こそがあなたを救う光となる。

あの、これ、凄いですよ。

 

 

こんばんは。

今日は映画紹介します。

 

 

『そこのみにて光り輝く』

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ほんとごっついです。

 

ちなみに

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本作は佐藤泰志の小説が原作の作品で

函館を舞台とした甘えのないラブストーリーです。

 

 

まずは出演の紹介。

主演は綾野剛さん、池脇千鶴さん、菅田将暉さんです。

 

 

・・・贅沢すぎる。

 

 

全員がすごくいい演技をしているのですが

池脇千鶴さんはほんと別格ですね。

山田孝之さんの言葉を借りるなら「日本の宝」です。

 

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もう池脇千鶴さんが出てる、ってだけでその作品見たくなる。

 

 

 

 

綾野剛さんはこの役も暗いです。

「怒り」にしても「横道世之介」にしても

なぜか特殊な役が多いんですがこれがまた見応えがある。

というかかっこいい。裸がエロい。

 

 

最後に菅田将暉くん

函館の貧民層を凄く上手に演じています。

なんかイロモノの役が多いですけど

きっと菅田くんはこういう役がやりたいんだろうなあ

と思えます。

今ほどブレイクする前だけど演技力高し。

アイドル俳優には出せない自然さ。

「ああ、役者だなあ」って。

 

 

続きましてあらすじはこんな感じ。

仕事を辞めて何もせずに生活していた達夫(綾野剛)は、パチンコ屋で気が荒いもののフレンドリーな青年、拓児(菅田将暉)と出会う。拓児の住むバラックには、寝たきりの父親、かいがいしく世話をする母親、そして姉の千夏(池脇千鶴)がいた。達夫と千夏は互いに思い合うようになり、ついに二人は結ばれる。ところがある日、達夫は千夏の衝撃的な事実を知り……。

 シネマトゥデイより

 

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北海道・函館が舞台のこの映画。

観光名所とは思えない暗さが作品全体に漂っています。

 

主役3人は全員何らかの闇を抱えていて絶望の中にいます。

綾野剛演じる達夫は後輩を失ったと言う絶望の中。

池脇千鶴演じる千夏は逃げられない家族の境遇と「函館」という絶望の中。

千夏の弟である菅田将暉演じる拓児は諦めという絶望の中。

 

絶望ってどんなだろう。

そこで見つける愛とはどんなだろう。

 

しっかしこういう映画を観ると

自分もこういう荒廃した日常に身を置きたい、という感情になるんですよね。

不幸になりたい、というか。

全部のしがらみを切って全くの1人で生きてみたい、というか。

 

 

上手く言えないけど文学の世界に行きたい。っす。

 

 

 

タイトル「そこのみにて光り輝く」

「そこ」とはどこか。

やはり底だろうか。

丁寧に現実的に描かれている「底」の中で出会う

達夫と千夏、そして拓児。

 

幸福の中では彼らのような愛は決して輝かない。

いや、輝いているのかもしれないが明るい世界ではやはり霞むだろう。

数ある幸せの一つだろう。

僕やみんなの人生は輝くものが多いから

ついつい執着をしなくなってしまう

他に明かりのない世界だからこそ輝くのだ。

 

 

絶望とはまさに明かりのない世界。

全ての感情が闇へと向かう。

そして光とは、光とはやはり希望なのかもしれない。

生きていくための希望。生きる理由になる希望。

絶望の中で見つける光は、あなたを闇から救う唯一の光だ。

 

 

全ての明かりを手放す時、

最後に残るのは何の明かりだろう。

誰との輝きだろうか。

 

 

 

おわり

 

 

ps 3人で中華屋行くシーンが好きですねえ

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